第28回赤穂トライアスロン大会④
ランのコースは1周2kmを5周回です。
走り始めてすぐ足の違和感に気づきました。大腿四頭筋がつりそうなんです。
これが俗に言う足を使い切ったってことなのでしょうか?
スピードが全く上げれません。前方に2人の選手が見えます。彼等が4位と5位の選手なのでしょう。
大体距離にして300m~400mくらい離れてます。今の私には途方もない距離です(笑)
何とか足がつらない速度で追いかけます。
どのくらいのペースなのか分かりません。頼みの綱のガーミンさんもどうやら途中ボタンを押し忘れてたみたいで何を表示してあるのか分かりません(笑)
1周2kmが長いこと長いこと。しかもエイドが1か所しかないので2km走り終えないと給水すらできません。
やっと1周走り終えて給水です。
水かポカリを選べます。そして水をあびれるようにポリバケツが用意されてます。
非常に暑かったのですが靴が濡れてグチョグチョになるのが嫌なので水浴びはパスしました。
ラン2周目に入ると足がつりそうな感覚は和らいできました。何とか歩かずに完走は出来そうです。でも前方の5位と思われる選手との距離は一向に縮まりません。
でも離されることもありません。どうやらランの実力は拮抗しているみたいです。
ぶっちぎってくれたら諦めもつくのですが(笑)
その後2周、3周と走り続けると前の選手との距離がじわじわと縮まってきました。
どうやら走る速度は一緒でも水浴びをするかしないかの違いで縮まってるみたいです。
これはもしかしたら5位の選手を抜けるかもしれません。
7位や8位の選手に抜かれてなければの話ですが(笑)
4周目に入るとその選手との差は10メートルほどに縮まっていました。残り2周弱で追いつけそうな距離です。または最後にスパートをかけて抜き去るということも出来ます。
そんな事を考えているとふっとその選手の速度が落ちました。どうやら並走してる周回遅れの選手が抜き辛く速度を落としたようです。
チャーンス!すかさず抜き去りました(笑)
残りは後1周。このままペースを落とさずにいけば上位入賞できそうな気がします。
9km地点くらいで後ろをみるとさっきの選手との差は10メートルほどに開いてます。
この差ならセーフティーでしょう。私は勝利を確信しました。
感動のゴールが近づいてきました。どこがゴールかちゃんと確認してないのですがスタックが誘導してくれるでしょう。
そんなこと考えていると例の選手が猛然とダッシュしてきて一気に私を抜き去りました。なんとゴール手前で抜き去る為に力を残していたのです!
慌てた私は何処がゴールか分からず少しコースを間違ってしまいました。
(実際この大会のゴールは非常に分かりにくい)
この隙にその選手に1歩2歩先行されてしまいました。
残り100mを切っての1歩2歩はかなり絶望的な差です。
その後はスポンサー(嫁)が撮った連続写真があるのでそれを見てください。
先行されてる私。残り50mくらいでしょうか。
最後の力を振り絞ってダメ元で追い上げます。
物凄いデットヒート!
ゴールの瞬間です。多分10センチくらい負けてます。
実はタイム的には2時間22分32秒で一緒でした。0.05秒くらい負けたのでしょう。
その後記録証を受け取ると総合の5位でした(いつの間にか1人抜いてたっぽい)
最後の勝負には負けましたが当初の目的だった総合入賞は果たすことができました!
表彰式へつづく